私たちはオリジナルソフトを開発している会社です

 当社は平成2年に、土木技術者だった弊社社長の西野が、現場業務を効率化するソフトウェアを開発したことから始まりました。
 現在、土木施工系のソフトを中心に、オリジナルソフトを多くのお客様にご提供させていただいており、インターネットでも販売しています。
 
 『Kami技』の前身は、(株)リコー様と共同開発した「土木技」(リコー様製品名:土木.Pro)という、土木の現場技術者向けのソフトです。
 これが当初より、ファイルの管理に「整理整頓」という新しいコンセプトを持ち、電子本棚を備えたクライアントサーバーだったっことが、 Kami技(組織向)のリリースに繋がりました。

●株主
 ・本郷 孔洋氏(辻本郷税理士法人理事長)
 ・成毛 眞氏(日本マイクロソフト株式会社元代表取締役社長:現HONZ代表)
 ・西野 晴仁、前田 英二他
 
●Kami技認定・登録
 ・国土交通省が新技術に関わる情報の共有及び提供を目的とした「NETIS製品」登録
 ・山梨県トライアル発注商品認定
 

「操作を覚えなくても使える」と、お客様に評判です

 お客様から、「パソコンが苦手な人もKami技なら使える」と、いったお話をいただいたことがあります。
 そういえば、当社のサポートセンターでは「Kami技の使い方が分からない」といった、お問い合わせをいただくことがありません。

 本を開くだけでファイルを閲覧できますし、電子本棚はファイルの整理が容易です。
 使う方に必要な本棚だけを表示するといった、シンプルな電子本棚が使い易さを後押しします。

新しいコンセプトによるコスパに優れたソフトです

 『Kami技』は「ファイルの整理整頓を容易に行える」という、新しいコンセプトにより開発しました。
 このことは、エクスプローラーに代表される従来のフォルダ型ソフトを否定している側面があります。

 当社の場合にはマイクロソフト社のWindowsというOSの上で動作するソフトを、マイクロソフト社製の開発言語を用いて開発しています。
 この場合は、マイクロソフト社の提供するファイル周りの部品ソフト(エクスプローラー)を利用できることから、本来ならこの箇所を開発する必要はありません。

 ところが『Kami技』は、従来のフォルダ型ソフトでは設計仕様を満足させることができないために、ファイル周りの箇所を独自開発する必要がありました。

 開発には技術的に困難が予想されましたが、高度な技術を保有していた(株)リコー鳥取技術研究所様(現社名:リコーITソリューションズ)と、共同開発をすることで完成することができました。
 
 本棚型のインターフェースを持つファイル管理ソフトウェアは『Kami技』だけですが、他メーカーの一般的なクライアント・サーバーシステムは数百万円するのが普通です。
 本来高額な製品ですが、『Kami技』を安価にご提供できるのは、兄弟ソフトである「土木技」が開発費を負担しているためです。
 『Kami技』はワンセット購入するだけで、部署の全てのパソコンのファイル管理を効率化しますので、費用対効果に優れたソフトウェアです。

サポートセンターは、お客様に心のこもった質の高い支援をしています

 弊社では、土木ソフトをお使いのお客様を対象とした、運用を手助けする有料のサポートセンターを運営しています。
 ここでは、使い方の説明やトラブル対応だけでなく、新しいOS対応版や機能アップ版を提供しています。

 『Kami技』のサポートもこちらでお受けしています。
 サポートセンターは、お客様が弊社ソフトを運用する上で、より効率的にご利用いただけるように支援することを目的としており、お客さまの側に立った分かりやすい、真心のこもった応対を心掛けています。
 
 最近はインターネットを利用したリモート(遠隔)によるサポートが可能になったことから、迅速で質の高いサービスをお客様に、ご提供出来るようになりました。

Kami技の機能を簡単にご紹介いたします

 Kami技は、ファイル管理に特化した機能を多く備えています。

パソコンの故障に備えます

 万が一使用しているパソコンが壊れた場合でも、Kami技(組織向)はサーバーにファイルを保管しているので、ファイルが消えることはありません。
 新たにKami技をインストールしたパソコンを用意して、ネットワークに接続すれば、それまで通り使うことができます。
 
 またサーバーパソコンは、日時を設定した自動バックアップ機能を備えていますので、万が一壊れた際でも、外部ストレージにバックアップしたデータから電子本棚の復元が可能です。
 
 故障時にはサポートセンターにご連絡をいただければ、Kami技のインストールや接続設定、データ復旧のお手伝いをいたします。

皆さまの操作ミスをリカバリします

 多くの人がファイルを共有する仕組みでは、誤った操作が他の人に迷惑をかけることがあります。
 Kami技では、誤ってファイルを削除したり、上書きをしたりしても、ファイルを消さない仕組みになっていますので、皆に迷惑をかけることはありません。

部署のルールに沿った運用が行えます

 パソコンが得意な方は、検索や並べ替えにより目的のファイルを探すことができます。
 対してパソコンが苦手な方は、そのような操作が困難です。
 Kami技では、重要な本を一番右側に、あるいは本の中の重要なファイルを一番上にするといったように、部署で簡単なルールを決めて運用するための機能がありますので、部署固有の事情を反映した使い方が可能になります。

複数のファイルを重ねた状態で管理できます

 エクセルやワード、画像やPDFといった種類の違うファイルを、1ページがエクセル、2ページがワードといったように、一つのファイルとして管理することができます。
 書類は複数のファイルから構成されていることがありますが、こうすることで、資料の何ページが何のファイルかということを覚える必要がありません。
 そのままの順序で印刷もできますし、目的のページを開いて「入力」ボタンを押すことで、そのページのファイルだけを編集することもできます。
 一つのファイルにすることで、ファイルの関連性を伝えられるので、初めて利用する方も容易に内容を理解することができます。

ファイルの内容を示すイメージを表示します

 皆が利用するファイルは、ファイルの内容を示すイメージ表示が欠かせません。
 特に、図面やデザインとなると、ファイル名だけでは内容が分からないので、一々ファイルを開いて内容を確認しなければならないので、イメージ表示が重要になります。 
 
 Kami技はファイルを本に格納した段階で印刷イメージを表示しますので、目的のファイルを容易に探すことが出来ます。

 このように便利なプレビュー機能ですが、代表的なデザインソフトであるイラストレーター(アドビ社)のファイルは、エクスプローラーでは印刷イメージを表示することができません。
 印刷イメージを表示する機能は、マイクロソフト社が提唱するものですので、これを実装するかしないかは各ソフトメーカーに委ねられているからです。

 Kami技ではファイルを重ねる機能を使い、1ページ目がjpgファイル、2ページ目をaiファイルとすることで、イラストレーターのように、印刷イメージを表示しないファイルの内容も伝えることができます。

ファイルの整合性を保ちます

 Kami技(組織向)は、クライアントサーバー型ですのでファイルの整合性を保つ機能が充実しています。
 例えば、誰かがファイルを開いて編集している場合に、他の人がファイルを編集しようとした際には、後者の行動に制限をかけて多重起動を防止します。
 
 エクスプローラーはピア・ツー・ピア型のネットワーク形態ですので、排他処理の実現には各アプリケーションとエクスプローラー間の通信ソフトを組み込む必要があります。
 
 ワードやエクセルといったマイクロソフト社製のアプリケーションでは、通信ソフトを実装しているので問題は起きないのですが、実装していないアプリケーションのファイルでは多重起動が起きてしまいます。
 このことは、他の人にファイルを上書きされてしまったり、同時にファイルを保存しようとしてパソコンがフリーズしたりしてしまうように、運用面で支障を来たす場合があります。
 
 Kami技(組織向)はピア・ツー・ピア型のネットワーク形態とは異なりますので、すべてのファイルを無条件に管理して整合性を保ちます。
 これにより、皆様は安心してファイルを共有することができます。

ペーパーレスを容易に実現します

 ペーパーレスは電気料やコピー代金の削減や、省スペースに効果があります。

 Kami技はスキャニング機能を実装していますので器機に接続するだけで動作します。 
 卓上スキャナだけでなく、複合機(コピー機)を用いると、ソーターによる複数枚のスキャニングや、両面スキャニングも容易に行えます。

 また、書類や図面の情報を、必要な時に容易に取り出せるようになるところも、Kami技を用いたペーパーレスのメリットです。